中古住宅なんて買うもんじゃあない。の発端

住宅

 現状の住まいの環境と引越し先の環境の差

いや中古住宅買ってしまいました。ことの発端はそもそも私は公営住宅に住んでいましたが、いかんせんその近くに児童公園があり平日の夕方や休日はめっちゃうるさい。

いいかげん嫌気がさして引越し先を検討。

将来も考慮?

将来子供が車を運転することを考えると今の駐車場代+さらに1台の駐車場代がかかる。

だったら思いっきり安価な中古住宅をリフォームしてやればいいじゃん。と安易な考えから出発。

だが不安も当然ある。それは安い=古いということ。築10年程度の中古住宅なら正直新築並みの値段で売っている物件も多々ある。

車でいえば3年落ちみたいなもんだ。車の場合は3年で車検が切れる。そのためここらで車を入れ替える人も多いため。3年落ちの中古車がショップに並ぶことも珍しくない。

がしかし値段も新車の8掛け程度で売られている。ちょっと足せば新車が買えるじゃん。と思ってしまう。

それと同じで中古住宅とはいえ、築10年程度ではまだまだ新築そっくりさんみたいな値段で売っている。

じゃあ、築20年はどうか

実は建物法定耐用年数というのが決まっていて、木造の場合20年、軽量鉄骨で25年。重量鉄骨で30年。

これが国が定める建物の経年基準だ。

ようは木造の場合20年で価値がなくなりますよ。と言いたいらしい。

だったらなぜ築30年や50年の建物が何百万もするのか。

古民家なんて何千万円もしたりする。不思議・・

それは、需要対供給の市場バランス。所謂「価値」というやつ。

古民家というやつは、実は以外と欲しがるユーザーが多い。そして古民家は実は準ぽつんと一軒家的なところが結構ある。農村地区内の広い土地に古民家的な感じで売り出されているため、現代の人間関係に疲れている人や時間に追われている人がめっちゃ好む物件なのだ。

なぜ、そんなことわかるのか。

それは自分もそうだから。

ある程度お金があり2つの物件を紹介されたとしよう。

①世田谷区等の人気一等地に芸能人ばりの建物。

②田舎にある周りがみどりで覆われた一軒家。

あなたならどちらを選ぶ。

私は絶対②である。①はたしかに便がよく何をするにも気にならないだろう。だがお隣さんとブロック塀ひとつで接している。こういった世界ってなんか息が詰まりそう。

私はよくオーストラリアに生まれればよかったなあなんてよく思っている。

それは、一軒、一軒の家の間が100m以上空いているから。

たしかにオーストラリアだってそういったところではないところもあるだろう。だがだだっ広い土地にぽツーんと一軒建っている家ってなんかスゴーク理想。

そしてそういったところがご近所に気を使わない本当に理想とした空間ではないかと。

実は私は高校3年生までとある田舎に住んでいた。その土地面積10町歩(と当時の祖母が言っていた。幼少の頃の私の感じだと2町歩っていったかんじだったが)。そのほとんどが山だが・・・

友達の家に行くにも歩いて1時間、自転車で30分といったところだろうか・・・

だからそのころの記憶が今も深層心理として残っているのだろう。

そして、そこでは風呂はマキ、電気は動力(三相3線)。水は井戸からと今思えばチョウ自然の中ですごしていたのだ。

梅雨時期には夕刻カゲロウが空いっぱいにとび、夏の夕刻にはヒグラシがなき。季節の流れを感じさせてくれていた。

そんな証拠の写真を1枚お見せします。これは昭和45年前後の写真です。このころ私は3歳くらい。

今でも田舎にいけばそういった環境は手に入るのだろう。だが、時代は変わる、あのころの環境を今実現したいと思ってもなかなかできないだろう。

話はかなりずれてしまったが、自分のような人や物事に疲れた人って結構多いのではと思う。ストレス大の時代だから。

最近のハウスメーカーが売り出している一般的な物件って車2台が止められて土地面積30坪から40坪程度、建物4LDKで約2000万から3000万円くらいだろうか。

地域性がかなりあるので一概には言えないが、私が住んでいる地域ではこんな設定が一般的だ。

正直、これってアパートに毛が生えた状態。正直アパートでもかわんねんじゃねえ。

と思ってしまう。

たしかにアパートでは庭はまずないから、その点では一理あるかも、だがお隣さんとの隣人関係という点では、アパートやマンションとあまりかわらないのではと思ってしまうのは私だけだろうか。

隣人関係という点ではさほど差がないと思う。

人間関係は田舎ほど密

実は人に疲れて田舎を理想とする人があとを経たないが、人里はなれた隔離された山里ならいざしらず、集落なんていわれるところを安易に理想としていたら実は気をつけたほうがよい。

私が過去に住んでいた田舎では私がまだ子供だったせいもありそんなに気にはせんかったが、ネットで検索すると結構このあたりの記事が出てくる。

恐怖!田舎暮らしは「地獄の沙汰もカネ次第」
風のなかに 土のにおいが もう一度 日本を見つける 私を見つける――。女優の松たか子の詩的なナレーションで始まる人気番組「新日本風土記」。その叙情的な言葉に誘われるかのように、番組の熱心なファンでも…

皮肉なことに実は人間関係は田舎ほどつながりが多く。都会ほど疎遠なのだ。だから人間関係に疲れたら田舎を目指すのではなく都会を目指すべき。

都会ではアパートでさえ隣にどんな人が住んでいるか関心がないことが多い。

比して田舎はその集落内に住んでいるひとからの関心がやたら気になる・・ことが多い。

だからもし人に疲れたら田舎ではなく都会へ行くべき。

まとめ

今回は中古住宅を購入するひとつのきっかけとなったことについて記述した。人は生きて行く人生という旅路の中で様々出来事に出会うはず。

でもそんな人生の中で拠点となる住居は今も昔も自分の空間。どこに住んでも「住めば都」なんだと思いますが、実はそうでないことも多々。

もし住居を購入する機会があったら一読してみてください。

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